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Behind the Scenes vol.22

今回は、ジュニア選手権決勝の帝京大学Jr戦を振り返ります。

この試合のテーマは、対抗戦の帝京大学戦と同様、”真向勝負”でした。

前半5分、帝京大学ボールのラインアウトをスチールし、アタックに転じるとペナルティを獲得し、このチャンスでSO伊藤利江人がペナルティゴールを決め、先制に成功します。しかし、前半14分、帝京大学からコンタクト局面でプレッシャーをかけられ、ターンオーバーを許し、自陣22m内でのラインアウトを帝京大学に与えると、ラインアウトモールを起点にトライを許し、逆転されます。
その後、明治も敵陣22m内に侵入し、スコアのチャンスを迎えますが、帝京大学のDFに阻まれ追加点を奪えませんでした。一方の帝京大学は前半34分に明治陣内22mでのキックチャージからトライを奪い、リードを広げられます。さらに、前半最後のプレーで帝京大学の連続攻撃を耐え凌ぐことができずにトライを奪われ、前半を3-17で折り返します。
後半開始早々、帝京大学にブレイクダウンでターンオーバーを許すと、アタックを重ねられ、トライを奪われ主導権を握られます。さらに、直後の後半5分、明治のペナルティから再び自陣22m内に侵入されると、ラインアウトからの連続攻撃でトライを許し、突き放されます。
その後、明治も敵陣22m内に侵入しますが、得点をなかなか奪えなかった中、後半17分に敵陣ゴール前でラインアウトのチャンスを得ると、サインプレーからHO西野帆平がトライをあげ、点差を詰めます。しかし、後半27分に自陣22m付近の帝京大学ボールのスクラムからのアタックでトライを奪われ、点差を戻されました。その後は、スクラムでペナルティを獲得するなど、明治がボールをポゼッションする時間が続き、後半最後のプレーでPR富田陸がラインブレイクするとそのままトライをあげ、15-34で試合終了を迎えました。
この試合は、明治と帝京大学の敵陣22m内の攻防が勝敗を分けました。敵陣22m内でアタックをするチャンスは両チームとも同じくらいの回数でしたが、帝京大学がスコアをあげたのに対し、明治はスコアを奪うことができませんでした。また、コンテストキックの攻防でも後手に回ることが多く、ひとつひとつのプレーの精度を高く、80分間やり続けないと勝つことのできないことを実感する試合となりました。

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