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Behind the Scenes vol.21

今回は、関東大学対抗戦の帝京大学戦を振り返ります。

この試合のテーマは、”真向勝負”でした。このテーマには、夏合宿で帝京大学に負けてから、積み上げてきたものをしっかりとぶつけ、勝利するという意味が込められていました。

前半開始から、自陣でプレーする時間が長く続き、前半6分にはインゴールドロップアウトからアタックを継続され、帝京大学にトライを許します。しかし、その直後のリスタートからの展開で帝京大学のスクラムハーフにプレッシャーをかけ、ミスキックを誘いペナルティを獲得し、敵陣22m内に侵入すると、前半11分にラインアウトモールを押し切り、HO松下潤一郎がトライをあげます。
その後は、お互いに敵陣22m内に攻め入る攻防が続きましたが、スコアを先に上げたのは帝京大学でした。前半22分に自陣22m内の帝京大学ボールのスクラムからのサインプレーでラインブレイクを許し、トライを許します。明治も敵陣22m内でラインアウトのチャンスなどを迎えましたが、ミスで終わりスコアを上げられないまま時間が進んでいきました。
待望の追加点が生まれたのは前半35分でした。ラインアウトからの連続攻撃でペナルティを獲得すると、ペナルティゴールを成功させ、点差を詰めました。しかし、直後の前半38分にはハイボールの攻防で後手に回り、帝京大学がチャンスを作ると、明治が我慢しきれずペナルティを帝京大学に与え、FB池戸将太郎がシンビンとなりました。このペナルティを帝京大学はしっかり3点追加しました。さらに、前半最後のプレーで帝京大学のサインプレーを止めることができずにトライを許し、前半を8-22で折り返します。
後半最初にスコアを動かしたのは、明治でした。後半6分にスクラムからの連続攻撃で帝京大学のペナルティを誘うと、ペナルティゴールを成功させ、点差を11点差につめます。その後も敵陣22m内で2度ラインアウトのチャンスを迎えますが、生かすことができず、主導権を握ることができませんでした。
そのような状況の中で、後半20分にスコアを動かしたのは帝京大学でした。自陣22m内ラインアウトでの明治のミスから、帝京大学はアタックを継続し、トライをあげると、その後は帝京大学のボールポゼッションの時間が続き、後半31分、後半38分と連続でトライを許し、11-43で試合終了を迎えました。
真向勝負というテーマを掲げた中で、フィジカルバトルやスクラムの攻防など一定の成果が見られましたが、敵陣22m内に入った時にスコアを確実に取り切ることができたか否かが勝敗を大きく左右した試合でした。次戦は、対抗戦最終節の早明戦です。この試合にしっかり勝利して、選手権に繋いでいけるよう準備してまいります。

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