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【Behind the Scenes vol.19】

今回は、関東大学対抗戦の慶應義塾大学戦を振り返ります。

この試合のテーマは、ジュニア選手権の慶應義塾大学戦と同じく”Hungry”でした。

前半の入りは出色の出来でした。前半2分のWTB海老澤琥珀のノーホイッスルトライに始まり、さらにトライ後のリスタートボールを確保すると、自陣からアタックを継続し、CTB平翔太がトライをあげ、いいスタートを切りました。しかし、前半6分にFL最上太尊が危険なタックルでシンビンとなり、1人少ない状態での戦いとなりました。数的劣勢の状況でもモメンタムのあるアタックでペナルティを獲得し、敵陣ゴール前に迫ると前半16分にラインアウトモールからPR為房慶次朗がトライをあげリードを広げます。
前半21分には慶應義塾大学の50-22のキックから自陣ゴール前でラインアウトを与えると、FWのピックアンドゴーで押し込まれ、トライを許します。しかし、直後のリスタートで慶應義塾大学の形成したラックでSHにプレッシャーをかけ、ターンオーバーすると最後はCTB廣瀬雄也がトライをあげます。さらに、前半26分にはイーブンボールを確保してアタックに転じると、SO伊藤耕太郎のラインブレイクでチャンスを作り、FL福田大晟にボールを繋ぎ、トライをあげます。
しかし、前半28分には慶應義塾大学のキックカウンターからトライを許し、点差を縮められますが、前半37分にはCTB廣瀬雄也の50-22のキックで敵陣ゴール前のラインアウトを獲得すると、最後はFB秋濱悠太がトライをあげ、再び突き放すと、直後のリスタートのボールを確保してから、CTB平翔太のキックでチャンスを作ると、SO伊藤耕太郎がトライをあげ、前半を47-14で折り返しました。
後半も先手を取ったのは明治でした。後半10分にインゴールドロップアウトからアタックを継続し、最後はCTB平翔太がラインブレイクし、そのままトライをあげます。しかし、その後は慶應義塾大学のペースで試合が進み、後半19分にはオフロードパスをうまく繋がれ、そのままトライを許し、さらに後半22分には明治のキックパスを慶應義塾大学に奪われるとそのまま独走を許し、2連続トライを挙げられました。
後半26分にSH萩原周がペナルティを獲得してから、クイックスタートで仕掛けトライをあげ、流れを引き戻すと、直後の後半28分にイーブンボールを拾ったCTB平翔太がトライをあげ、2連続トライを上げました。しかし、後半ラスト10分では、規律面で苦しみ、後半35分、後半42分と2連続でトライを奪われ、最終スコア66-40で試合を終えました。
ジュニア選手権の慶應義塾大学戦で出た良かった点や課題から出たフォーカスを遂行することのできている場面が多く見られた試合でした。その一方で、後半のペナルティの数が慶應義塾大学2回に対して、明治が7回という数字が表しているように、うまく行かない時間をどう過ごし、打破するかといった面に課題が残りました。

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