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Behind the Scenes vol.13

今回は、関東大学対抗戦の成蹊大学戦を振り返ります。

この試合のテーマは、”Full Effort” でした。対抗戦の青山学院大学戦やジュニア選手権の早稲田大学戦で” Off the Ball”というテーマを掲げた中で、意識できていた部分とそうでない部分がありました。そのため、この試合では、80分間通して全力で自分達のプレーをし続けるという意味を込めて、テーマ設定されました。

前半5分、連続攻撃からSH萩原周がブラインドサイドに仕掛け、WTB西川賢哉にボールが渡り先制トライをあげます。トライ後のリスタートから連続攻撃を重ね、敵陣22mに侵入すると、CTB廣瀬雄也のキックパスをWTB安田昂平がキャッチしトライをあげます。しかし、前半11分に成蹊大学ボールのラインアウトからデザインされたアタックでラインブレイクを許し、トライを許し、12-5とされます。
前半17分には、LO山本嶺二郎のラインブレイクからチャンスを作ると最後はPR床田淳貴がトライをあげ、流れを取り戻します。さらに前半24分にFL福田大晟のラインブレイクからチャンスを作ると、FB秋濱悠太がWTB安田昂平にオフロードパスを繋ぎ、トライをあげます。直後の前半27分にはWTB安田昂平のキックにFB秋濱悠太が反応し、トライをあげ、完全に主導権を握りました。
その後も明治の勢いはおちず、前半31分にはラインアウトモールからHO松下潤一郎がトライをあげると、前半33分にはブレイクダウンのターンオーバーからFW,BK一体となりボールを繋ぎ、最後はWTB安田昂平がトライをあげます。前半36分には対抗戦初スタメンのCTB平翔太がラインブレイクでチャンスを作り、最後は再びWTB安田昂平がトライをあげます。さらに、前半終了間際に敵陣22m内の明治ボールのラインアウトからの連続攻撃でFB秋濱悠太がトライをあげ、前半を51-5で折り返しました。
後半も明治のペースで試合が進みました。後半3分には敵陣ゴール前でBKの展開からWTB安田昂平がトライをあげ、先手を取ります。後半13分にはラインアウトからの連続攻撃で前に出続け、最後はFL森山雄太がトライをあげます。さらに、後半19分には成蹊大学のハンドリングエラーしたボールをCTB廣瀬雄也が拾い、相手のタックルを振り切り50m以上走り切り、トライをあげます。
後半21分には、FL福田大晟のラインブレイクからPR中山律希にオフロードパスを繋ぎ、トライをあげます。後半28分にはラインアウトモールからHO西野帆平が、続く後半31分にはSO伊藤利江人のキックに反応した、PR富田陸がトライをあげ、攻撃の手を緩めませんでした。
しかし、後半36分にはペナルティの繰り返しでFL福田大晟がシンビンとなります。その後成蹊大学に連続攻撃を許し、トライをあげられ、93-12となります。さらにその後も成蹊大学に攻め込まれる展開が続きますが、トライを許さず、試合終了を迎えました。

この試合では、後半の最後10分でペナルティが6回と多くなり、主導権を握れない展開となってしまい、今後の課題であると思います。しかし、それ以外の時間帯は、”Full Effort”というテーマにふさわしい試合でした。

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