NEWS

その他

Behind the Scenes vol.12

今回は、ジュニア選手権の早稲田大学戦を振り返ります。

テーマは、対抗戦の青山学院戦と同様に”Off the Ball”でした。

前半9分、早稲田大学ボールのスクラムでペナルティを獲得し、敵陣ゴール前でラインアウトのチャンスを作ると、ラインアウトモールからHO西野帆平がボールを持ち出し、トライをあげます。前半18分には、敵陣22m内でアタックを継続し、最後はCTB平翔太がDFのギャップを突きトライをあげ、連続でスコアすることに成功します。
しかし、早稲田大学のペナルティから狙ったタッチキックがノータッチになり、早稲田大学ボールになるとそのままアタックを継続され、前半24分に早稲田大学にトライを許します。その後は一進一退の攻防が続きスコアが動きませんでしたが、再び早稲田大学のペナルティから狙ったタッチキックがノータッチになり、早稲田大学ボールになると、最後はオフロードパスをうまく繋がれ、前半41分にトライを許します。しかし、前半終了間際には敵陣ゴール前でラインアウトのチャンスから、ラインアウトモールを押し込み、HO西野帆平がトライをあげ、前半を17-14で折り返します。
後半先手を取ったのは明治でした。後半3分にスクラムのアタックからSO伊藤利江人がラインブレイクし、そのままトライをあげます。主導権を握りたいところでしたが、ハンドリングエラーやペナルティが重なり、後半12分には自陣22m内で相手にペナルティを与え、クイックスタートからトライを許します。さらに後半14分には、インターセプトを許し、そのまま走り切られトライを許します。
追いかける展開になっても、ハンドリングエラーが重なり、後半19分には敵陣での早稲田大学ボールのスクラムから3フェーズでトライを取り切られ、24-31と突き放されます。その後はスコアの動かない時間が続きますが、後半33分に敵陣ゴール前のラインアウトからラインアウトモールを押し込み、FL利川桐生がトライをあげ、2点差に詰めます。しかし、直後の後半35分にペナルティを犯すと、早稲田大学がクイックスタートを仕掛けそのままトライをあげ、再び7点差とされます。後半40分にはスクラムからのアタックでSO蓬田雄が抜け出すと、CTB平翔太にボールを繋ぎ、そのままトライ、キックも決まり36-36と同点にします。後半最後に敵陣ゴール前でラインアウトを2度獲得しますが、このチャンスを生かすことのできずに36-36で試合終了を迎えました。
この試合では、”Off the Ball”というテーマがあったにも関わらず、ペナルティを犯した後の戻りで隙を見せ、クイックスタートからトライを2度取られるなど、精彩を欠く試合でした。また、ハンドリングエラーの数も多く、アタックを継続することができずに明治の強みを出すことができていませんでした。しかし、同点に追いつき、負けなかったことは評価できる試合であったと思います。

この記事をシェアする

BACK