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Behind the Scenes vol.18

今回は、秩父宮ラグビー場で行われた帝京大学戦の振り返りをしていきます。

帝京大学は、フィジカルに自信を持っているチームで、そのフィジカルを全面に押し出したアタックとスクラム・モールなどのセットプレーを武器としているチームです。また、DFの安定感も非常に高く、完成度の高いチームです。

そのため、今回の試合のテーマはフィジカルバトルでした。
明治のフィジカルは、スピードやアジリティ、フィットネスなどを総合してフィジカルと呼んでいます。これまで積み上げてきたフィジカルで80分間帝京大学の強いプレーに対して戦い続けようというテーマでした。

前半開始早々、LO山本嶺二郎のセカンドタックルとジャッカルで、ペナルティを奪取し、ペナルティーゴールを決め、3-0とします。しかし、その後、エリアの取り合いで不利に立たされ、自陣22m内で帝京ボールのラインアウトからのアタックで、ラインブレイクを許し、トライをあげられ、3-7となります。
その後は、スクラムの時間が多く続きます。帝京のスクラムの圧力に思うように対応のできず、主導権を握れない展開が続きます。自陣22m内でペナルティを犯すと、一瞬の隙をつかれ、トライを許し、3-12となります。

しかし、前半終了間際にこれまで対応に苦しんでいたスクラムでペナルティを奪い、ペナルティゴールを決め、6-12とし、前半を終えます。
後半も帝京のペースで試合が続き、後半3分、11分と連続でトライを奪われ、6-26となります。しかし、後半17分にCTB廣瀬雄也のインターセプトでトライをあげ、13-26とし、追い上げます。

後半ラスト20分にさらに追い上げたいところでしたが、最後は帝京大学にペナルティゴールを決められ、13-29で試合終了を迎えました。
この試合は、スクラムの回数が多く、ボールの動いている時間(ボールインプレー)が20分とかなり短くなっていました。そのような試合展開の中で、スクラムで不利に回ることが多く、明治の土俵で戦うことができませんでした。また、帝京のプレッシャーに対して受けてしまい、チャンスを生かすこともできませんでした。しかし、コンタクト局面でのフィジカルバトルは、しっかりと遂行できていて、帝京にもプレッシャーをかけることができていたと思います。
次節は、早明戦です。帝京大学との試合とはまた違う緊張感がありますが、明治のすべきことを明確にして、遂行することで、結果はついてくると思います。帝京大学戦で出た課題をしっかりと修正して、伝統の一戦に勝利し、大学選手権へとつなげていけるように準備して参りますので、今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。

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