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Behind the Scenes Last vol.

今回は、大学選手権決勝の帝京大学戦を振り返ります。

この試合のテーマは、2023-2024シーズンのスローガンとして掲げてきた”ONE MEIJI”でした。これまで取り組んできたことを最大限発揮すること、そして最後にシーズン初めに掲げた選手・スタッフのみならず、ご家族の方々、OB/OGの方々、応援してくださるファンの方々とひとつになり、日本一になるという意味が込められていました。
前半、先手を取ったのは帝京大学でした。明治のキックオフがダイレクトタッチとなり、帝京大学が獲得したセンタースクラムからキックでエリアを進められ、インゴールドロップアウトとなると、帝京大学のアタックを止めることができず、先制トライを許します。
その後は、帝京大学がテリトリーバトルを優位に進めますが、DFで粘り、お互いにスコアを追加することなく時計が進んでいきました。しかし、前半23分に雷の影響で試合中断となり、選手はロッカールームに引き返すことになりました。

中断期間中は、これまでの展開を振り返り、改善点や意識することを話す一方で、試合を継続することができるのかといった不安のようなものも感じられる難しい時間でした。
そして、無事試合が再開され、主導権を握りたいところでしたが、ここでも帝京大学に先手を取られてしまいました。明治のノットリリースザボールの反則から帝京大学の攻撃となり、一度はTMOでトライキャンセルとなりましたが、ペナルティアドバンテージが適用され、自陣22m内で帝京大学ボールのラインアウトとなると、モールを押し込まれ、前半26分にトライを上げられ、0-14となりました。

しかし、前半35分に明治の蹴ったコンテストキックのルーズボールを獲得し、アンストラクチャーの状態でアタックを開始すると、最後はCTB秋濱悠太がトライをあげ、反撃の狼煙をあげます。
さらに、前半39分には敵陣22m内でスクラムを獲得すると、SO伊藤耕太郎のブラインドサイドの仕掛けからWTB海老澤琥珀がトライをあげ、CTB廣瀬雄也のコンバージョンキックも決まり、前半を12-14で折り返しました。
前半の流れを引き継ぎ、後半に繋げたいところでしたが、ハンドリングエラーで帝京大学のアタックとなると、ペナルティを犯し、後半4分に帝京大学のペナルティゴールが決まり、12-17となります。さらに、後半8分にもDFでのノットロールアウェイのペナルティから帝京大学がペナルティゴールを決め、リードを8点差に広げられます。
また、この時間帯から肉眼でもはっきり見えるくらい雪が舞い始め、ボールがスリッピーとなり、ハンドリングエラーでポゼッションロストして、スコアを奪えない展開が続きました。そして、後半20分に帝京大学は、明治のハンドリングエラーのボールを蹴り込み、再獲得するとそのままトライを奪い、12-27となりました。しかし、直後のキックオフで帝京大学のノックオンから攻撃に転じるとペナルティを獲得し、後半23分にCTB廣瀬雄也がペナルティゴールを決め、点差を12点に縮めました。このまま追い上げたい明治でしたが、ラインアウトモールやスクラムでプレッシャーをかけられ、自陣に釘付けにされると、後半37分にラインアウトモールを押し込まれ、トライを許し、15-34となり、そのまま試合終了を迎えました。
日本一を目指して、一年間取り組んできたことは随所に出ていた試合でした。チームが大事にしてきたキックチェイスやBack in GameなどのOff the Ballの動きはすごく意識されていて、数字にも表れていました。しかし、雪の舞う難しい天候の中で、アタックを継続することができずに、スクラムやラインアウトで劣勢に回ってしまい、思うような試合運びをできなかったため、望む結果にすることができなかったと思います。3年生以下は、この悔しさを忘れず、これまでの経験を活かして、日本一を奪回してください。
日本一になることはできませんでしたが、国立競技場にこだましていた”メイジ”コールや選手への声援は、非常に暖かく、このチームの望んでいた”ONE MEIJI”を象徴するシーンであり、このチームの目指してきたものは間違っていなかったことを証明するものでした。最後まで応援ありがとうございました。今後とも明治の応援をよろしくお願いいたします。

最後になりますが、このBehind the Scenesという企画にこれまでお付き合いいただきありがとうございました。

4年 アナリスト 坂下航亮

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