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Behind the Scenes vol.9

今回は、菅平合宿で行われた帝京大学A戦を振り返ります。

この試合のテーマは、8月のテーマ、合宿のテーマとして掲げてきた”Battle”でした。対抗戦開幕に向けた紫紺のジャージをめぐるBattle、自分自身と戦うという意味のBattle、そして春季大会で戦うことのできなかった帝京大学とのBattleという意味が込められていて、その集大成となる試合でした。

前半最初の明治のキックオフがダイレクトタッチとなり、帝京大学ボールのセンタースクラムとなります。しかし、ここは明治がスクラムをプッシュしペナルティを獲得すると、前半4分にラインアウトからアタックを継続し、最後はCTB廣瀬雄也がトライをあげ、幸先のいいスタートを切ります。しかし、直後のキックオフで帝京大学が真ん中にキックオフを蹴り込み、揺さぶります。うまく対応できずに帝京大学がボールを獲得すると、粘り強くDFしますが、ペナルティもあり前半8分に帝京大学にトライを許し、同点とされます。
その後、再び帝京大学ボールのスクラムでペナルティを獲得し、敵陣22m内でラインアウトのチャンスを得ると、モールからPR為房慶次朗がボールを持ち出しトライ。再びリードを奪います。しかし、その後はペナルティを重ね、帝京大学に前半24分、28分、31分に3連続でトライを奪われます。さらに、帝京大学がボールを持つ時間帯が続きましたが、追加点を与えることなく14-26でハーフタイムを迎えます。
後半は、明治がボールを持つ時間帯が長く、敵陣ゴール前でのラインアウトなどチャンスを迎えますが、スコアを動かすことのできない展開が続きました。後半33分にハイタックルのペナルティで自陣ゴール前の帝京大学ボールのラインアウトを与えます。このチャンスを帝京大学が活かし、トライをあげます。さらに直後の後半36分、明治のハンドリングエラーを帝京大学が拾い攻撃を開始すると、DFのギャップをつかれそのままトライをあげられます。
このまま終われない明治は、後半39分に帝京大学のペナルティから敵陣ゴール前ラインアウトのチャンスを得ると、モールからバックスにボールを展開しオフロードパスを繋ぎながら、最後はWTB東海隼がトライをあげ、21-38で試合終了を迎えました。
結果は残念なものになりましたが、最後まで帝京大学相手にテーマである”Battle”をすることができていたと思います。また、スクラムやフィジカルバトルなどで手応えを得ることのできた試合でした。しかし、ゴール前のチャンスでの帝京大学の決定力と明治の決定力の差やハイタックルへの対応など、まだまだ足りないところを感じさせられた試合でした。

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