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Behind the Scenes vol.9

今回の菅平合宿では、試合の振り返りを行なっています。

今日は、サニアパークメイングラウンドで行われた天理大学A戦を振り返っていきます。

前半開始から、両者のDFが譲らない展開が続き、スコアレスの時間帯が続きます。
しかし、前半27分、自陣10mのラインアウトからのアタックで、バックスがゲインをすると、その次のフェーズでSO伊藤耕太郎がラインブレイクをし、サポートをしていたHO松下潤一郎がパスを受け、そのまま走り切りトライを決め、0-5とします。
前半32分、相手のペナルティから敵陣22m近くでラインアウトを得て、連続攻撃を仕掛けます。ここでスコアをしっかり取り切って、ゲームの主導権を握りたいところでしたが、相手にターンオーバーを許し、スコアすることができませんでした。
その後、明治はペナルティが2つ続き、自陣ゴール前5mで天理大学ボールのラインアウトを与えてしまいます。天理大学は、モールを押し込み、トライを決め、5-5とされ、チャンスをものにして、前半を終えます。
後半開始から天理大学がボールを保持し続ける一方、その圧力に耐えられず、3つのペナルティを与え、防戦一方の展開が続く中、前半10分に天理大学にトライを許し、コンバージョンゴールも決まり、5-12とされます。
その後も天理大学がボールを保持し続ける展開が続きますが、相手のノックオンで得たスクラムからの連続攻撃で、再びSO伊藤耕太郎のラインブレイクで、相手ゴール前まで迫ると、外の空いたスペースにボールを運び、CTBの齊藤誉哉がトライを決めます。コンバージョンゴールも決まり、12-12と同点に追いつきます。
その後は、明治がボール持つ時間が続きますが、スコアに結びつけることができずに、12-12のまま試合が終了しました。
この試合は、明治が14回のペナルティを取られたことをはじめとして、ラインアウトのノットストレートやスクラムなどレフリングにうまく適応できずに、苦しい展開を強いられることが多くなりました。その影響もあり、ボールインプレー(ボールの動いている時間)が短くなってしまい、これまで積み上げてきた強みであるフィットネスがうまく生かしきれない展開となってしまいました。しかし、ディフェンスで大きく崩されて、そのままトライを取り切られるといったような場面は見受けられず、粘り強くディフェンスができていたことは前向きなレビューが得られる試合でした。

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