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特集:日本一を目指す「明治大学ラグビー部、前へ」VOL.7

2009/07/22

「SPARQ RUGBYを生み出すトレーニング」

試験シーズン真っただ中、選手たちも練習は一息しつつ大学へ。ただ、この時期もせっかく作ってきた体をキープするために、まだ足りていない筋力をアップするために、選手たちはトレーニングルームに集まってくる。この夜は、大川ヘッド・ストレングス&コンディショニングコーチの指導が行われていた。

「自主性重視のトレーニングが効果をもたらす」

HPのチーム理念でも紹介されているが、SPARQ(スパーク)は「SPEED, POWER, AGILITY, REACTION, QUICKNESS」の頭文字からできた言葉。弾けるようなアグレッシブなラグビーを目指した体作りを担当するのが、大川達也ヘッド・ストレングス&コンディショニングコーチだ。
「この春からコーチ陣が指導する機会が多くなったのは、選手にとってとてもいいことだけど、トレーニングで大切なことのひとつが自身の自主性です。選手たちが目的を持って、自主的にトレーニングをすることでその結果もついてくる」と大川コーチ。
その指導は、スロートレーニングによる安全かつ効果的なものである。選手たちのトレーニングメニューも同じメニューを与えるのではなく、各人が選んで組み立てるように指導されている。その選択肢は腕だけでも10種類もあった。それぞれの選手に、必要なトレーニングを指導しつつ、その継続は選手たちの自主性、自立心が試されるのである。選手たちには、毎日のトレーニング状況を書き込むことのできるチェックリストが渡されていて、そこに自分でカスタマイズしながらトレーニングの状況を記していくことができるシステムになっている。毎日15分で組み立てていくことも、4日に1回、全身をバッチリやることもできる自由度がある。
「体もできていない選手は合宿にも連れて行きません。7月は、ライバルに差をつけるための1ヵ月であり、己に勝つための1ヵ月。走り方にもメニューがあります。この1ヵ月を自分と戦いきった選手には、必ず結果がついてきます」と大川コーチは語った。合宿所の2階にあるトレーニングルームは、夜も熱気がこもっている。選手たちの体がひとまわり大きく見えた。

(取材・文/遠藤一樹 撮影/福田喜一)