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吉田義人監督インタビュー「新シーズン、1ヶ月経過」

2010/03/23


 2月22日に新シーズンがスタートして1ヶ月が経過した。選手たちのトレーニングも順調に進んでいる。1年を通してラグビー部を見てきた吉田監督に、今シーズンの立ち上がりの様子を聞いてみた。

「今シーズンはスタートから選手たちの取り組む姿勢が違っています。選手たちは自覚して体を作って新シーズンに臨んでいます。最初に驚かされたのは、トレーニング開始直後のビープテストの数値。各人がかなり高いレベルでキープしていました。これはオフの間に選手たちが、自主的にトレーニングをしていたことを示しています。もちろん、1ヶ月を経過した現在、当初の目的通りフィジカル面の強化というところで、それぞれが結果を出してきています」と吉田監督。

 シーズンをスタートして早々に主将・杉本博昭、副将・衛藤陽介を発表したのも、新4年生を中心に自覚を持った生活レベルからの改革が進んでいたからなのだ。事実、新シーズンを迎えるにあたって選手たちは、自主的にミーティングを重ねてきていたのだという。生活面から変えていこうということで、合宿所の大掃除も行われ、清潔感、整理整頓が隅々まで行き届いた印象になっている。合宿所は今シーズンから寮長改め所長という肩書きになり、三村勇飛丸が所長となった。チームは劇的に変化して新シーズンに突入したのだった。

「ラグビースキルだけを教えれば、強いチームができるわけではない、ということは就任した時から言ってきました。プレーヤーである前に一人の人間として、また学生として自分の立ち位置をしっかりと認識して自立した個人であることが大切だと思っています。自分を律することはとても難しいのですが、これができればどんなことにも目的意識を持って取り組むことができる。強くなっていくためにはこれが一番大事だと思います。そして今年は何事にもチームで物事を進めていけている」。

 昨シーズンから、様々な局面で選手たちに自立を促してきた吉田監督には、その思いが少しずつ浸透していると感じているようだ。新1年生も14日に合宿所に入所して、今年からは新人合宿も行われた。吉田監督指揮のもとチームは、これからさらにヒートアップしていくことになる。

(取材・文/遠藤一樹)