吉田義人監督インタビュー「対抗戦、早稲田との一戦を前にして」

2009/12/04

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 早明戦まであと2日、対抗戦の最終戦でもある早稲田大学との試合が目前に迫ってきた。早明戦には、どんな思いがあるのか、吉田監督に聞いてみた。

「選手たちにとって、早稲田との一戦には大きな意義があります。古い話になりますが、僕は早明戦に大学1年から出場する機会を得て、上級生たちが、早稲田との戦いの準備をする姿を身近で見ていました。先輩たちが試合に臨む、もの凄い集中力と精神状態を生み出して行くさまを3年間、見てくることができました。人としてラガーマンとして、持っているすべての力を出しきって戦うことを教えてくれる。そして自分自身もその感覚を体の深いところに染み込ませていきました。早明戦は、選手たちが、体の奥底から湧き出てくる力、勝負に挑む時のもの凄い力を実際に体感できるゲームであると思っています」と吉田監督。

 早稲田との戦いは、自分が本来持っている闘争本能をむき出しながらも、冷静にプレーすることが求められる試合であるという。それは戦略や戦術だけではない、一歩も引くことのできない理屈抜きの戦いなのだ。選手たちもこの試合が特別なゲームであることを認識して準備している。
「選手たちも戦闘モードに入っています。僕は選手たちに、緊張感と闘魂を持って、しっかり過ごして行こうと伝えています。それがチームの結束につながるからです。試合には、常に勝利へのこだわりを持って臨む。早稲田も当然勝ちにきます。どれだけ魂を込めて体を張って戦えるか。極限の精神力の強さは不可欠です。これが勝負だという極限状態の経験は忘れることがない。これが選手たち一人一人の財産になるのだと思います」。

 学生スポーツのひとつの象徴でもあるラグビー早明戦は、注目される舞台でもあり、大学選手権を前に明治の選手たちをさらに奮い立たせてくれる一戦なのだと吉田監督は語った。

(取材・文/遠藤一樹 写真/福田喜一)