試合情報

練習試合 明治大学B VS 帝京大学B

[日時]
2009/08/22 12:00KO
[会場]
サニアパーク

明治大学B   帝京大学B
5 0 - 7 21
5 14
T G PG DG   T G PG DG
0 0 0 0 1 1 0 0
1 0 0 0 2 2 0 0
1 0 0 0 3 3 0 0
リザーブ・タッチジャッジ
交代 T G P D
16 楢山 直幸 (2) 0 0 0 0
17 伊吹 誠介 (4) 0 0 0 0
18 名嘉 翔伍 (3) 0 0 0 0
19 笠原  卓 (2) ← 7 榮長 寛(55分入替) 0 0 0 0
20 津久井 信介 (4) ← 13 石井 彰太郎(69分入替) 0 0 0 0
21 石丸 剛也 (4) 0 0 0 0
22 猿楽 直希 (1) ← 12 大澤 良介(55分入替) 0 0 0 0
レフリー・タッチジャッジ
[レフリー]
[TJ1] [TJ2] [TJ3]

特集:VOL.14「菅平合宿、帝京との試合」後編

2009/08/24

特集:日本一を目指す「明治大学ラグビー部、前へ」VOL.14
「菅平合宿、帝京との試合」 後編

D、Cの試合の翌日、8月22日にはサニアパークのグラウンドでB、Aの試合が行われた。帝京を相手に、どこまで自分たちが積み上げてきたプレーを出しきれるのか。試合を前にストレッチ、アップする選手たちにも気合いが入る。勝敗よりもどこまでパフォーマンスできかが問われるところだが、やはり勝っておきたい試合が始まった。

明治大学B vs. 帝京大学B
●5-21○

2009.08.22
「いいプレーも見せつつ、ゲームには敗れる」

晴天の菅平サニアパークのグラウンドで、セレモニーが行われた後、11時57分に明治大学ボールのキックオフとなった。立ち上がりは両チームともキックで大きく蹴り出して地域を取りにいくが、風下となっていた明治がやや不利であった。自陣でのプレーが多くなった10分過ぎから左サイドを攻められ、14分過ぎにトライとゴールで先制され、0-7。このあと攻めにも転じているがファールを取られて流れが切れてしまうケースが目立った。しかし守りは粘りを見せ、攻め込む帝京に対してトライを許すことなく押さえている。ゲームは膠着した状況で進む。32分あたりからボールをキープして攻め続けるが、帝京のディフェンスを突破しきれない。そんな緊迫した雰囲気の前半を0-7で折り返した。
ハーフタイムのベンチでは、夏木コーチから「前半、明治はペナルティ7つ、帝京は2つ。後半はファールなしでいきましょう」と声がかかり、西原ヘッド、土橋コーチからも「ディフェンスは良かった。オフサイドに気をつけてプレッシャーをかけていこう」「ゴール前のモール取りきろう」と声が上がった。吉田監督は「ボールを持ったら強気でいけ! 1対1にこだわって、バコーンと思い切って当たるつもりでもっと強く走り込め」と檄を飛ばした。後半、帝京のキックから始まる。10分間は両チームゆずらす膠着したゲームが続く、12分、帝京陣内でのプレーは右ラインアウトから攻め上がる。キックをチェイスして11木村が左サイドに押さえ込んでトライし、5-7とした。このあとも20分過ぎに、パスをつないで左に展開していくが、攻めきれずにファールを取られた。逆に24分過ぎには、帝京にハーフウエイライン付近からパスをつながれて攻め込まれ、左から切り込まれてトライ、ゴールを奪われ、5-14とされた。35分にもトライとゴールを決められて、5-21。ロスタイムまで諦めずに攻め続けるが、帝京がタッチに蹴り出したところでノーサイドとなった。
試合後、吉田監督は「元気出そう。勝つためには、得点できる時に取りきる。ミスをしない。いずれも練習の時にやるしかない。もっとシビアに練習しよう。悪いところは見えている、頑張ろう」と選手たちに声をかけた。

明治大学A vs. 帝京大学A
○26-21●

2009.08.22
「激しく戦い、勝利したナイスゲーム」

Bの試合の後、アップを終えた選手たちがグラウンドに整列し、順に紹介を受け走って行く。午後2時、明治ボールのキックオフでゲームが始まる。立ち上がり直後、ラインアウトに失敗し帝京のスクラムとなり押されてパスを左に展開されてトライ、ゴールを奪われて0-7。その後20分ほど攻守が繰り返されるが、フォワードのナイスタックルあり、10田村のタッチへのいいキックがありで一歩も譲らない展開。22分過ぎ、帝京のスクラムから出たボールを左サイドにつながれてトライを奪われ、ゴールと合わせて0-14。前半の2本のトライは、スルスルっと取られてしまった印象を受けた。この後は相手のスクラムを押し切るディフェンスもあり、このまま前半を終えた。
リードされて前半を終えたが、決して消沈したムードではなかった。ゲーム中も7西原はよく声が出ていたし、選手たちも動けている。ハーフタイムに吉田監督は「後半は風上だ。それを使って帝京陣内でプレーしよう。フォワードのセットプレーから、バックスはワンチャンスを生かしてトライを狙おう。タイトに行こう」と話している。
後半、帝京ボールのキックで始まる。予定通り帝京陣内でのプレーが続いた。8分に帝京に大きくゲインされるがノックオン。逆に11分にはハーフウエイラインからキックチェイスで攻め込み、12分、3小野が力を見せたナイススクラムから、7西原がゴール左に気迫のこもったトライを決めた。10田村のゴールも決まり、7-14。ベンチも一気に湧いた。しかし、帝京も強く攻め込んで15分過ぎ、モールで押してスペースを作りトライ、ゴールを決め、7-21と突き離した。この後も明治の集中が途切れることはなく、6三村の果敢なチャージ、13山口のナイスランに活気づく。23分、その13山口が自陣で帝京からボールを奪い、一気にロングゲイン、パスする味方を探しながらも1対1で勝負して、最後はタックルをもらいながらトライ、ゴールも決まり14-21。「追いつける!」そんなムードの中、32分、敵陣左から攻め込んで13山口から7西原、最後は9秦につないでトライ、ゴールも決まり同点とした。34分にはハーフウエイラインで14居迫が攻め上がりボールをキックした後に、激しいタックルを受けて倒れる。相手チームにイエローカードが出された。20津久井が入り、さらに攻撃が続く。ゴール右前で37分、スクラムから出たボールを9秦が持ったまま右に出て、走り込んできた19堀江にパスし、堀江が勝ち越しのトライを決め、26-21とリードした。このリードを最後までしっかりと守り、10田村が蹴り出したところでノーサイド。帝京大学Aに勝利した。

「あと1週間、練習して積み上げよう」

試合後は、どの選手からも笑顔がこぼれていた。選手たちを前に「今日の試合、成長の跡があった。ありがとうございます」と西原ヘッドコーチ。「よく冷静に戦えた。ゲームプラン通りできたことも良かった」と黒須コーチ。「勝ててよかったです。しかし今日帝京に勝ったことは通過点です。課題はたくさんあります。僕がひとつうれしかったのは、チームとしての一体感があったこと。強くなるための第一歩です」と土橋コーチ。「春よりも成長できていると感じました。みんなに明治大学ラグビー部のプライドを感じました」と長谷川コーチ。「おつかれさま。今日勝ったのはうれしいし、よかったと思います。さっきBにも言ったんだけど、ウエイトももう一度丁寧に、とにかく1回、1回丁寧にやろう。走りも同じ、丁寧に積み重ねよう。僕が就任以来言っていることは変わらない。急には強くなれないから、1回1回のトレーニングを積み上げていくことが大切です。頑張りましょう」と大川ヘッドストレングス&コンディショニングコーチ。各コーチ陣が、今日のゲームに言葉を述べた。
「おつかれさま。先日の慶應戦で学んだことは大きかったと感じています。慶應という成熟しているチームと試合をすることには意味があった。みんなも肌で感じたと思う。そして今日の試合は、魂を感じるゲームでした。ここからまた地道に積み重ねよう。11月22日に帝京と当たる。倍のスコアを取ってシャッタアウトで勝てるくらい頑張って練習しよう」と吉田監督も笑顔を綻ばせた。
この日、SHに入っていた秦くんはゲーム後に「前半は帝京に攻められていたんですが、こちらも後半、組織で攻められたのが良かったと思います。トライはたまたまです」と話してくれた。グラウンドで、片付けをする選手たちも笑顔だった。

(取材・文/遠藤一樹 撮影/福田喜一)

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